大切なものと引き換えに…

俺は大切な人とであった。

何にも変えがたい大切な気持ちをもらった。

りさと出会って、今毎日がとても幸せ。

お店でも売上はよく、

バンドの活動も調子いい。

全てが上手くいってた。

でも…

神様は…

また無理やり帳じり合わせようとした。

尊敬してる店長の転勤が決まった。

時々ご飯おごってもらったり…

接客は店長から全部教わったし…

時々かますオヤジギャグに笑ったり…

間違ったことをしたらちゃんと叱ってくれたり…

今、俺があるのは店長のおかげ。

その店長の転勤が決まった。

話を聞いたとき、

言葉にならなかった。

涙が出そうになった。

貧血起こしそうになった。

しょんべんちびりそうになった。

なんで？

なんで？

せっかく全部が上手くいってたのに…

なんかおかしいと思ってたんだ…。

えらい人が最近やたらと来てたから…。

なんで？

なんで？

どうして大切な人を奪うの？

これがりさと出会った代償？

ちょっと残酷でないかい？

ねぇ…

神様…。

こうやっていつも

バランスとるんだね。

ズルイよ…。