そんなに眠れるわけないでしょう?
浅い浅ーい眠り。
起きる直前に夢を見たよ。
さえこから、メールが来る夢。
昨日もさえこの夢みて起きた。
頭の中はどうやらさえこのことでいっぱいらしい。
早く起きて、スタジオに行って、
さえこのバンドと鉢合わせないように、
ちょっと時間ずらして。
そこであきとと喋って、気を紛らわせてた。
カップ焼きそば、全部たいらげたけど、
ホントはそんなに食べたかったわけじゃない。
時間になって、さえこたちが出てきた。
心臓はバクンバクン言ってる。
…けど、今日の俺は違うんだよ。
悪くないタイミングで話しかけられたと…思う。
今日、ライブ、行くよ。…暇だし。
暇なわけねーじゃん。やること山積みだよ。
でも…今日って決めてた。
滞りなく予約を済ませた後、
さえこたちはスタジオを出て行ったから、
大丈夫だろうって思って、あきとと一緒に
スタジオに隣接してる楽器売り場に行って、
本でもみようと思ったら、まださえこたちいるし。
ちょこっとビックリ。
まさかここで…対面してしまうとは…。
まるで追っかけてきたみたい?
そこまで思ってないか。
そのあとは自分のバンドの練習をして、
少し話し合って、
うちのメンバー二人は帰っていった。
そこから約1時間くらいあきとと話してた。
あきとも今日告るとかなんとか言ってたから、
ハッパかけてやったのに、何もしようとしない。
ダメだ、こいつ。
時間が迫って、さぁ行こうかなって思ったら、
スタジオにやすかが来て。
やすかと少し話したら、楽になった。
今日告るってやすかに言ったら、
やめろって言われたけど、
俺が絶対行くって決めてることを知ったら、
後押ししてくれた。
嬉しいっす。ありがと。
電車に乗って、ライブハウスのある駅に向かう。
不思議と落ち着いてる。
さえこのバンドの前に出てたバンドを見てるときも
そうでもなかった。
そのバンドが終わって、
さえこのバンドが準備を始めて、
音が聞こえ出したあたりからかな。
また緊張してきたのは。
………
ていうか、今日さえこのバンドかっこよすぎ。
マジやべぇ。って。
ちょこっと決心鈍るじゃないか。
でも…さいごのあの曲…「よわむし」を聞いてるとき…
決意は確かなものになった。
今日、きちんと言う。
正直、今日見てるの、痛かった。
バンドからかなりの量の魂が伝わってきたから。
『おまいら…』みたいな。笑
あんなもの、見せられたら、
…困ります。
演奏が終わって、
さえこたちがアンケート配ってるときに、
さえこに話しかけて、
ちょっと話そうって言ったけど、
アンケート配り終わってから…って言われた。
そりゃそうだ。
でも…今日は…なんか違うな。
話しかけるのに、ほとんど躊躇なんていらない。
結局アンケート配り終わる頃には
次のバンドが始まっちゃって。
とりあえずそのバンド、すーごい見たかったから、
見てて。
そのバンドもすごくて。ある意味。
すごすぎて。一瞬決心鈍った。
でも、鈍ったのも一瞬で、俺の決意にはかなわなくて。
そのバンドが終わったあと、
さえこはメンバー3人と話してたんだけど、
ちょっとこの子貸して?みたいな感じで
連れ出して。
外出て、…
……………
告白開始。笑
「知ってると思うけど…
俺、さえこのこと好きだから。」
その言葉にさえこは
「はぁ…。」みたいな反応。
感動のない告白。
そりゃそうだ。知ってるもんね、俺の気持ち。
その後さえこは、
「はっきり言っちゃうけど…
やめてほしいっす。」って。
「用もないのに、電話したり、
3人でいるのに、あたしだけに話しかけたりするのは」って。
「みらいさんと付き合うのとかは
絶対ないんで」って。
突き刺さる現実。
痛いなー。
わかっちゃいたけど…
痛い。
俺は…
「でも付き合うとかよくわからない。
恋人らしいこと、別にしたくないし」
「メールも電話も苦手だし、
時間なくて会えないし。」
とか言ったけど、さえこは
「それならしなきゃいいのに」って。
俺は友達として普通に話したいとか、
受験頑張ってほしいって言ったりとか。
さえこは
「付き合うとかは絶対ない」
の一点張り。
俺…ね、
ハッキリ物事いえる人がすーごい好きなんだ。
どんなにひどいことでも、
自分に正直にためらいなくハッキリ言われると
俺には
「私のことをもっと好きになってください」
って聞こえちゃうんだよ。
さえこは
「ハッキリ言っちゃってすみません」
とか言ってたけど、
むしろ俺を遠ざけたいなら、
ハッキリ言わないでほしいよ。
ますます…好きになっちゃうじゃん…。
詳しいことは、まだ頭が混乱してて
よく思い出せないけど、
「みらいさんを特別だって全然思ってない。
スタジオの…お友達って感じ。」とか…。
そういうこと言われた気がするな。
とりあえず…じゃないけど…
「8月にアルバム出す予定だから、
聞いてやって」ってこと…それから…
「これから恋愛する気なんてないし、
彼女もいらない。
でも…多分ずっと好きだから」
ってことは言っておいた。
…なんか思い出そうとすると記憶にプロテクトがかかるな…。
思い出したくないの?
受け止めたくないの?
確かに苦しくて、今も胃が痛くて気持ち悪くて、
寝る気も起きないけど…。
…せめてここにはきちんと残しておきたいのに…。
っていうかねぇ、さえこ可愛いすぎ。笑
とりあえず中に戻って。
さすがにその場にいるのは辛かったから、
帰ろうって思って。
さえこのバンドのアンケート書いて、
さえこに渡して。
5月5日のライブ、見にいくってことと…
また、普通に話そうってこと。
それから…うちのバンドのチラシを渡して帰ってきた。
ずっと言いたくて言いたくてしょうがなくて、
やっと言えたのに、突きつけられたのは
どうしようもない現実。
電車の中の記憶が一切ない。
気づいたら歩いてた。
途中でしのに会って、
一緒にメシ食って、話して。
しのはとりあえず受け止めるなって言ってたけど、
考えたくなくても考えちゃう。
今でもこんなに苦しい。
何これ?こんなの知らないよ。
これ…が好き…?なんか?
それなら…今までの恋愛、
ひとつも好きだったことなんてないや。
…………
諦められない。
多分…無理。
でも…今は何もできなさそうだから、
見守ってる。
ずっと。
そんなのキャラじゃないし、らしくないし、
自分自身イヤだけど、
こんなに好きになったの、
ホントに初めてだから。
俺は絶対諦めない。
諦めないよ。
浅い浅ーい眠り。
起きる直前に夢を見たよ。
さえこから、メールが来る夢。
昨日もさえこの夢みて起きた。
頭の中はどうやらさえこのことでいっぱいらしい。
早く起きて、スタジオに行って、
さえこのバンドと鉢合わせないように、
ちょっと時間ずらして。
そこであきとと喋って、気を紛らわせてた。
カップ焼きそば、全部たいらげたけど、
ホントはそんなに食べたかったわけじゃない。
時間になって、さえこたちが出てきた。
心臓はバクンバクン言ってる。
…けど、今日の俺は違うんだよ。
悪くないタイミングで話しかけられたと…思う。
今日、ライブ、行くよ。…暇だし。
暇なわけねーじゃん。やること山積みだよ。
でも…今日って決めてた。
滞りなく予約を済ませた後、
さえこたちはスタジオを出て行ったから、
大丈夫だろうって思って、あきとと一緒に
スタジオに隣接してる楽器売り場に行って、
本でもみようと思ったら、まださえこたちいるし。
ちょこっとビックリ。
まさかここで…対面してしまうとは…。
まるで追っかけてきたみたい?
そこまで思ってないか。
そのあとは自分のバンドの練習をして、
少し話し合って、
うちのメンバー二人は帰っていった。
そこから約1時間くらいあきとと話してた。
あきとも今日告るとかなんとか言ってたから、
ハッパかけてやったのに、何もしようとしない。
ダメだ、こいつ。
時間が迫って、さぁ行こうかなって思ったら、
スタジオにやすかが来て。
やすかと少し話したら、楽になった。
今日告るってやすかに言ったら、
やめろって言われたけど、
俺が絶対行くって決めてることを知ったら、
後押ししてくれた。
嬉しいっす。ありがと。
電車に乗って、ライブハウスのある駅に向かう。
不思議と落ち着いてる。
さえこのバンドの前に出てたバンドを見てるときも
そうでもなかった。
そのバンドが終わって、
さえこのバンドが準備を始めて、
音が聞こえ出したあたりからかな。
また緊張してきたのは。
………
ていうか、今日さえこのバンドかっこよすぎ。
マジやべぇ。って。
ちょこっと決心鈍るじゃないか。
でも…さいごのあの曲…「よわむし」を聞いてるとき…
決意は確かなものになった。
今日、きちんと言う。
正直、今日見てるの、痛かった。
バンドからかなりの量の魂が伝わってきたから。
『おまいら…』みたいな。笑
あんなもの、見せられたら、
…困ります。
演奏が終わって、
さえこたちがアンケート配ってるときに、
さえこに話しかけて、
ちょっと話そうって言ったけど、
アンケート配り終わってから…って言われた。
そりゃそうだ。
でも…今日は…なんか違うな。
話しかけるのに、ほとんど躊躇なんていらない。
結局アンケート配り終わる頃には
次のバンドが始まっちゃって。
とりあえずそのバンド、すーごい見たかったから、
見てて。
そのバンドもすごくて。ある意味。
すごすぎて。一瞬決心鈍った。
でも、鈍ったのも一瞬で、俺の決意にはかなわなくて。
そのバンドが終わったあと、
さえこはメンバー3人と話してたんだけど、
ちょっとこの子貸して?みたいな感じで
連れ出して。
外出て、…
……………
告白開始。笑
「知ってると思うけど…
俺、さえこのこと好きだから。」
その言葉にさえこは
「はぁ…。」みたいな反応。
感動のない告白。
そりゃそうだ。知ってるもんね、俺の気持ち。
その後さえこは、
「はっきり言っちゃうけど…
やめてほしいっす。」って。
「用もないのに、電話したり、
3人でいるのに、あたしだけに話しかけたりするのは」って。
「みらいさんと付き合うのとかは
絶対ないんで」って。
突き刺さる現実。
痛いなー。
わかっちゃいたけど…
痛い。
俺は…
「でも付き合うとかよくわからない。
恋人らしいこと、別にしたくないし」
「メールも電話も苦手だし、
時間なくて会えないし。」
とか言ったけど、さえこは
「それならしなきゃいいのに」って。
俺は友達として普通に話したいとか、
受験頑張ってほしいって言ったりとか。
さえこは
「付き合うとかは絶対ない」
の一点張り。
俺…ね、
ハッキリ物事いえる人がすーごい好きなんだ。
どんなにひどいことでも、
自分に正直にためらいなくハッキリ言われると
俺には
「私のことをもっと好きになってください」
って聞こえちゃうんだよ。
さえこは
「ハッキリ言っちゃってすみません」
とか言ってたけど、
むしろ俺を遠ざけたいなら、
ハッキリ言わないでほしいよ。
ますます…好きになっちゃうじゃん…。
詳しいことは、まだ頭が混乱してて
よく思い出せないけど、
「みらいさんを特別だって全然思ってない。
スタジオの…お友達って感じ。」とか…。
そういうこと言われた気がするな。
とりあえず…じゃないけど…
「8月にアルバム出す予定だから、
聞いてやって」ってこと…それから…
「これから恋愛する気なんてないし、
彼女もいらない。
でも…多分ずっと好きだから」
ってことは言っておいた。
…なんか思い出そうとすると記憶にプロテクトがかかるな…。
思い出したくないの?
受け止めたくないの?
確かに苦しくて、今も胃が痛くて気持ち悪くて、
寝る気も起きないけど…。
…せめてここにはきちんと残しておきたいのに…。
っていうかねぇ、さえこ可愛いすぎ。笑
とりあえず中に戻って。
さすがにその場にいるのは辛かったから、
帰ろうって思って。
さえこのバンドのアンケート書いて、
さえこに渡して。
5月5日のライブ、見にいくってことと…
また、普通に話そうってこと。
それから…うちのバンドのチラシを渡して帰ってきた。
ずっと言いたくて言いたくてしょうがなくて、
やっと言えたのに、突きつけられたのは
どうしようもない現実。
電車の中の記憶が一切ない。
気づいたら歩いてた。
途中でしのに会って、
一緒にメシ食って、話して。
しのはとりあえず受け止めるなって言ってたけど、
考えたくなくても考えちゃう。
今でもこんなに苦しい。
何これ?こんなの知らないよ。
これ…が好き…?なんか?
それなら…今までの恋愛、
ひとつも好きだったことなんてないや。
…………
諦められない。
多分…無理。
でも…今は何もできなさそうだから、
見守ってる。
ずっと。
そんなのキャラじゃないし、らしくないし、
自分自身イヤだけど、
こんなに好きになったの、
ホントに初めてだから。
俺は絶対諦めない。
諦めないよ。
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