素直になれたら。

夕方起きて、ちょこっと飯食って、

しのの家に行く。

しのの弟のヒロくんも一緒に

ゲームを買いに行った。

ずっとやりたかったぷよぷよと、

第一印象で惚れたワンピースの野球ゲームを買った。

しのの家に戻って、ゲームをプレイして、

ヒロくんが電話しに部屋を出たとき、

しのがさえこに連絡取った。

さえこが、

俺がさえこのことを歌った曲をすごくいやがってて、

その相談をしのにしてたんだけど、

その真相（？）を話す為だね。

それでもしの…

しのじゃなくてもなんだけど、

そういうフィルターを通して、

俺とさえこがつながるのがなんかヤダ。

贅沢な悩みかもしれないけどさー…。

とにかく、俺がすごく悪いって思ってるってことを

伝えてくれた。

その会話の中で、

自分で謝りたがってるから、

話し聞いてあげてよってしのが

さえこに言ってくれて。

電話来たら出てやってよって言ってくれて。

…すまねぇ…。

ありがてぇ…。

電話のあと、それ聞いて、

俺、涙止められなかった。

ありがとうね。

今度は裏目に出ないように…

きちんと言葉を整理してから、

話そうと思います。

言いたいことはたくさんあるんだ。

きちんと素直になれたら、

きっと伝えられる。

さえこも…素直になってくれたら…

向き合えたら…

きっと状況はよくなるよ。

うん…

そう信じてるよ。

頼む…。

頼む…！

このままじゃ…ホントにやだもん。

仲良く…したいだけだから。

…多くを望んでるわけじゃないんだけどなぁ…。

…まぁ、

今度こそ。

多分最後のチャンス。

きちんと…向き合う。