話したい。

2004年4月23日 さえこ
さえこのバンドの休止の発表が…

メールで届いた。

知っていたこととはいえ、

ものすごくショック。

これからさえこは

ホントに受験一本になる。

バンドのつながりが消えれば、

人としてのつながりも

消えてなくなる?

そんなのヤダ。

せっかく出会えて、好きになって…

今はこんな状況だけど、

めちゃくちゃ大事な人だから。

この今のうやむや感が続けば…

きっといつか忘れ去られてしまいそう。

まだ伝え切れてないことが

きっとお互いにある。

伝えたい…!

話したい。

さえこときちんと向き合って、

お互いを伝え合いたい。

それをしなくちゃ

心に変な感情持ったまま

待ってなくちゃいけない。

ヤダ。やだ。

ワガママだよ?

完全に俺のエゴだよ?

二人でニコニコで休止期間過ごしましょうなんて

虫のいい話。

都合よすぎる。

でも…でも…

こんなに好きなんだから…。

このままじゃいけないって。

ずっと友達で構わない。

仲良くしたい。

きっとちゃんと向き合えば

それだって絶対可能だって。



俺、さえこと話する…。

もう波風立てたくなかったけど、

お互い気持ちよく…

自分のやりたいことやるために。

もう一回勇気搾り出しますか。
一応、この日記、非公開ということでやってます。

閉じ込めておくことの苦手な俺が、

ここにだけは何も隠さず

全てをさらけ出せるんです。

ただ、ひらがなとはいえ、実名だし、

言っちゃいけないようなことまで

書かれてるんで、あまり褒められたものじゃないです。

ウェブ日記にしなければよかったんですけど、

鉛筆持ってノートに書くのもめんどくさいし、

セコセコHDの中に溜め込んでいくものでもないし。

今となっては少し方法論間違えたかなって

感じはありますけど、

ここにきて、このスペースが

一番大事な、自分と向き合う時間になってたんです。

アクセス解析を見ると、

あれ?もしかして俺の知ってる人?

って予感させるようなものもあって。

最近はビクビクしてましたが、

嘘やごまかしは絶対にイヤなので、

スタイルを変えずにやってきました。

ただ、今なんともできない状況になってきて、

ここの継続を考えはじめてます。

ただ、歌うこと、

好きな人に対して気持ちをぶつけること、

それに加えて自分と向き合うこの空間まで

封じられてしまうと

多分耐えられません。

現に今、相当まいってます。

なので、できれば…

もし、俺の知り合いが

何かのはずみでここをみてしまったら、

俺の独り言として、笑い飛ばして下さい。

見てしまうのは仕方のないことです。

もうそれはしょうがないです。

ただ、何も考えず、

ひとつのお話として、見守ってやってほしいんです。

気持ち悪いとか

ひどいとか

どう思っていてもいいです。

俺は最低な人間ですから。

ホント人として終わってますから。

ここで、自分に正直になることもできないのなら、

どう暮らしていけばわかんなくなってしまいます。

ホントごめんなさい。

みんなに謝りたい。

ごめんなさい。

明日からはふつうに書く予定です。

涙涙涙。

2004年4月21日 さえこ
バイト…だった。

出勤してから1時間くらい、

スタッフ二人しかいないのに無言。

人と会話する気になんてなれない。

街で人とすれ違うのさえイヤだし、

レジ打ちも嫌いじゃなかったのになんか億劫。

知らない人の声を聞くの、

知らない人の顔を見るのが苦痛。

あー、ひきこもりそう?

これ、ひきこもりそう?

大丈夫だよね。

ちったぁ前みてやらないと、

気持ちが曇ってしょうがない。

すっげー歌いたくなってる。

あと3回って考えただけで

胸が苦しい。

それで音楽をやめるわけではないけど、

苦しくて仕方ない。

バイト終わって、

飯食って、ちょっと買い物に行って、

それからしのの家へ。

あきとも死んでたなー(苦笑)。

CoccoのDVDを見ながら

さえこのことを話してたら、

涙が止まらなくなった。

堪えられなくなった。

Coccoの感情が無防備になった心に

ダイレクトにささったから。

18日…

あの告白…。

一体なんだったんだろう。

今も冷静になれないけど、

すこし落ち着いてみて、少し見えたこと。

さえこは…頭から拒絶だし…

俺は…何故かフォローから始める始末。

お互いの気持ち、知ってるから…。

お互いの主張しかしなくて、

会話も噛み合わなくて。

例えば…

俺は別につきあわなくてもかまわない的なことを

言ってるのに、

さえこは付き合うとか絶対ないんで

って返すし。

それじゃ…何もわかりあえないよね。

もう一生でもいい、つきあえなくてもいいから、

さえこと仲良く…話がしたい。

俺の人生、もうさえこがいなくちゃ意味がないくらい…

なんかさ、好きなんだよ。

しのってフィルター通してでしか、

伝わってきてないこともあって、

それがすごい悔しい。

さえこが俺を殺すつもりでもいい。

きちんと全部直接言ってくれれば、

俺だってそれを受け止めて、

考えることもあるのに。

きちんと向き合いたい。

さえこと向き合いたい。

苦しいのは耐えられると思うし、

きっと慣れていってしまうものなんだろうけど、

このどうしようもない切なさは…

どうしたらいい?

これも慣れるなら、そんなのいやだ。

ずっと友達のままでもいい。

さえこがいなくちゃ何の意味もない人生。

落ち着かせるために告白したのに、

余計ぐちゃぐちゃになっちゃった。

俺が悪いと言えば悪いんだけどさ。

新しいバンド、これはかっこいい。

やばい。

新しい楽器に挑戦してるけど…

すーごい楽しい。

マジで。

これで忘れようとか、気を紛らわそうってんじゃない。

このバンドの曲は…

そう言う気持ちを受け止めてないと、

できない。

忘れないためにやるんだ。

忘れられたらそれはそれでいいけど、

それは絶対いや。

俺はずっとさえこを好きでいたい。

悔しい日々。

ここ数日、平均睡眠時間4時間くらい。

眠れないんじゃない。

急に忙しくなって

寝る時間がないだけだ。

休止。

2004年4月20日 さえこ
さえこからしのに相談があったんだって。

俺が…

さえこのことを想って作った曲のこと、

言ってしまったから…。

俺が言ったときはね、

別に構わないですよって言ったんだよ。

でも…あとで考えてワーッとなっちゃったみたい。

泣くほど…イヤがってたみたい…。

そういうことされるのがイヤな子だってのは知ってたし、

俺だって自分がされたら気持ち悪い。

でも、俺にはそれしか歌う気なくて…。

っていうか歌えなくて……。

でも、俺、

今何の障害もなしに、バンドとさえこ、

どっち取る?って言われたら…

さえこ、取りそうなんだよね…。

ホントひどい話ではあるんだけど…。

でもメンバーだってそれぞれ事情抱えてて…。

それを含めると、完全にフィフティーフィフティー。

わけわかんない。

でも、さえこがイヤがるなら、

俺は歌うのやめてあげたい。

でも、これしか俺には歌えないし…。

で、バンドで話し合い…。

色々話し合って…

8月9日の企画を持って、

バンドの活動を休止することにしました。

両方のことを考えると…

これしか思いつかなくて。

俺、さえこじゃないと意味ないし、

それしか歌えないし、

歌えるけど、うすっぺらくなるし。

うすっぺらい歌唄って、

ただ惰性で音楽をやるなら、

少し休んで、気持ち、落ち着かせようと思った。

…悔しいけど。

さえこじゃなくちゃ…

ダメ…じゃなくて、

さえこじゃなくちゃ

イヤだからさ。

ホントわがままなボーカルでゴメン。

意味のないものをやってもタメにならないし。

苦しい決断だし、

せっかく見つけた一番伝えたいこと、

できなくなるのは辛いけど、

さえこのためなら…

俺、

いっそ死んでもいいくらい…

好きだって言えるから。

妥協じゃない。

前進のための休止。

あと3本…あるけど…

それは耐えるしかない。

秘密にしておくことはできなかったんだ。

後ろめたい気持ちで音楽やりたくなかった。



あと3回だけ許してね。

きちんと見つけられるといいけど…。

多分無理だな。

さえこのことしか唄う気ないし。

…しばらくは。

ー………

胃が痛い。
そんなに眠れなかったよ。

胸が苦しいのなんのって。

すーごい疲れてるのに

なかなか寝付けないし、

何度か目、覚ますし。

……………

昨日書ききれなかったこと。

聞いてくれてありがとうってこと。

話、聞いてくれてありがとうってこと。

向き合ってくれてありがとうってこと。

俺と、向き合ってくれてありがとうってこと。

どんなに辛辣な言葉でも

ハッキリ言ってくれてありがとうってこと。

伝えたいことの50%くらいしか伝えられなかった。

でも…5割上等。

好きだっていえたこと。

それが何より大きい。

うん、きっとそれが大事…。

…っていうか…

そうでも思わないと…ねぇ?

さえこに…俺のこと、何も知らないだろ?って言ったら、

みらいさんだって私のこと知らないでしょ?

って言われた。

…だから…

だから知りたい。

知りたいのにな。

だんだん現実味、帯びてきた。

振られるって…こんなに辛いんだぁ…。

知らなかったなぁ。

バイト中も苦しくてしょうがなかった。

これで終わるわけでもないのに…。

覚悟もしてたし、

苦しいんだろうなってなんとなくわかってたけど…

これは想像を絶するね…。



……

………

それでもさえこが好きだ。

こんなにさえこのこと好きだ。

きっと諦めることなんてできないんだと思う。

あまりにも気持ちが大きすぎて、

何していいかわからなくなってた。

時間を戻せるものなら…戻したい。

もう一度きちんとさえこと向き合いたい。

…まだ

間に合うかな。

これからでも…大丈夫かな。

1年くらい待つなら待つよ。

待つのだけは妙に得意だかんね。

何か…できることがあれば…

していきたいとは…思ってるけどね。

とりあえず…ひと段落…になるのかなぁ。

…つ…

…疲れたー!笑

もう今は何もかもイヤなんだけど、

なぜかさえこを思い続ける自信だけはあるんだから

困ったもんだ。笑

さーて、次はどうしようかなー。

とりあえずは…

5月5日。

見にいくね。

S。

2004年4月18日 さえこ
そんなに眠れるわけないでしょう?

浅い浅ーい眠り。

起きる直前に夢を見たよ。

さえこから、メールが来る夢。

昨日もさえこの夢みて起きた。

頭の中はどうやらさえこのことでいっぱいらしい。

早く起きて、スタジオに行って、

さえこのバンドと鉢合わせないように、

ちょっと時間ずらして。

そこであきとと喋って、気を紛らわせてた。

カップ焼きそば、全部たいらげたけど、

ホントはそんなに食べたかったわけじゃない。

時間になって、さえこたちが出てきた。

心臓はバクンバクン言ってる。

…けど、今日の俺は違うんだよ。

悪くないタイミングで話しかけられたと…思う。

今日、ライブ、行くよ。…暇だし。

暇なわけねーじゃん。やること山積みだよ。

でも…今日って決めてた。

滞りなく予約を済ませた後、

さえこたちはスタジオを出て行ったから、

大丈夫だろうって思って、あきとと一緒に

スタジオに隣接してる楽器売り場に行って、

本でもみようと思ったら、まださえこたちいるし。

ちょこっとビックリ。

まさかここで…対面してしまうとは…。

まるで追っかけてきたみたい?

そこまで思ってないか。

そのあとは自分のバンドの練習をして、

少し話し合って、

うちのメンバー二人は帰っていった。

そこから約1時間くらいあきとと話してた。

あきとも今日告るとかなんとか言ってたから、

ハッパかけてやったのに、何もしようとしない。

ダメだ、こいつ。

時間が迫って、さぁ行こうかなって思ったら、

スタジオにやすかが来て。

やすかと少し話したら、楽になった。

今日告るってやすかに言ったら、

やめろって言われたけど、

俺が絶対行くって決めてることを知ったら、

後押ししてくれた。

嬉しいっす。ありがと。

電車に乗って、ライブハウスのある駅に向かう。

不思議と落ち着いてる。

さえこのバンドの前に出てたバンドを見てるときも

そうでもなかった。

そのバンドが終わって、

さえこのバンドが準備を始めて、

音が聞こえ出したあたりからかな。

また緊張してきたのは。

………

ていうか、今日さえこのバンドかっこよすぎ。

マジやべぇ。って。

ちょこっと決心鈍るじゃないか。

でも…さいごのあの曲…「よわむし」を聞いてるとき…

決意は確かなものになった。

今日、きちんと言う。

正直、今日見てるの、痛かった。

バンドからかなりの量の魂が伝わってきたから。

『おまいら…』みたいな。笑

あんなもの、見せられたら、

…困ります。

演奏が終わって、

さえこたちがアンケート配ってるときに、

さえこに話しかけて、

ちょっと話そうって言ったけど、

アンケート配り終わってから…って言われた。

そりゃそうだ。

でも…今日は…なんか違うな。

話しかけるのに、ほとんど躊躇なんていらない。

結局アンケート配り終わる頃には

次のバンドが始まっちゃって。

とりあえずそのバンド、すーごい見たかったから、

見てて。

そのバンドもすごくて。ある意味。

すごすぎて。一瞬決心鈍った。

でも、鈍ったのも一瞬で、俺の決意にはかなわなくて。

そのバンドが終わったあと、

さえこはメンバー3人と話してたんだけど、

ちょっとこの子貸して?みたいな感じで

連れ出して。

外出て、…

……………

告白開始。笑

「知ってると思うけど…
 俺、さえこのこと好きだから。」

その言葉にさえこは

「はぁ…。」みたいな反応。

感動のない告白。

そりゃそうだ。知ってるもんね、俺の気持ち。

その後さえこは、

「はっきり言っちゃうけど…
 やめてほしいっす。」って。

「用もないのに、電話したり、
 3人でいるのに、あたしだけに話しかけたりするのは」って。

「みらいさんと付き合うのとかは
 絶対ないんで」って。

突き刺さる現実。

痛いなー。

わかっちゃいたけど…

痛い。

俺は…

「でも付き合うとかよくわからない。
 恋人らしいこと、別にしたくないし」

「メールも電話も苦手だし、
 時間なくて会えないし。」

とか言ったけど、さえこは

「それならしなきゃいいのに」って。

俺は友達として普通に話したいとか、

受験頑張ってほしいって言ったりとか。

さえこは

「付き合うとかは絶対ない」

の一点張り。

俺…ね、

ハッキリ物事いえる人がすーごい好きなんだ。

どんなにひどいことでも、

自分に正直にためらいなくハッキリ言われると

俺には

「私のことをもっと好きになってください」

って聞こえちゃうんだよ。

さえこは

「ハッキリ言っちゃってすみません」

とか言ってたけど、

むしろ俺を遠ざけたいなら、

ハッキリ言わないでほしいよ。

ますます…好きになっちゃうじゃん…。

詳しいことは、まだ頭が混乱してて

よく思い出せないけど、

「みらいさんを特別だって全然思ってない。
 スタジオの…お友達って感じ。」とか…。

そういうこと言われた気がするな。

とりあえず…じゃないけど…

「8月にアルバム出す予定だから、
 聞いてやって」ってこと…それから…

「これから恋愛する気なんてないし、
 彼女もいらない。
 でも…多分ずっと好きだから」

ってことは言っておいた。

…なんか思い出そうとすると記憶にプロテクトがかかるな…。

思い出したくないの?

受け止めたくないの?

確かに苦しくて、今も胃が痛くて気持ち悪くて、

寝る気も起きないけど…。

…せめてここにはきちんと残しておきたいのに…。

っていうかねぇ、さえこ可愛いすぎ。笑

とりあえず中に戻って。

さすがにその場にいるのは辛かったから、

帰ろうって思って。

さえこのバンドのアンケート書いて、

さえこに渡して。

5月5日のライブ、見にいくってことと…

また、普通に話そうってこと。

それから…うちのバンドのチラシを渡して帰ってきた。

ずっと言いたくて言いたくてしょうがなくて、

やっと言えたのに、突きつけられたのは

どうしようもない現実。

電車の中の記憶が一切ない。

気づいたら歩いてた。

途中でしのに会って、

一緒にメシ食って、話して。

しのはとりあえず受け止めるなって言ってたけど、

考えたくなくても考えちゃう。

今でもこんなに苦しい。

何これ?こんなの知らないよ。

これ…が好き…?なんか?

それなら…今までの恋愛、

ひとつも好きだったことなんてないや。

…………

諦められない。

多分…無理。

でも…今は何もできなさそうだから、

見守ってる。

ずっと。

そんなのキャラじゃないし、らしくないし、

自分自身イヤだけど、

こんなに好きになったの、

ホントに初めてだから。

俺は絶対諦めない。

諦めないよ。
今日はバイト…。

りさと一緒。

実に半年振りくらいでしょうか?

もっとかなー。

前一緒だったときは…

もう覚えてねぇや。

とりあえず、ストレスで胃が痛かったです、今日。

朝起きたらもう…胃がキリキリしやがんの。

でもね、起きる直前、さえこと話す夢見たんだー。

それはそれで嬉しかったっす。

どんな感じって…

今日の俺は面白かったよー(苦笑)。

え?そんなことが可能なんですか?

って感じのシカトっぷり。

だってね、あいつのこと悪く言いたくないけど、

顔も見たくないもん。

声も聞きたくないもん。

マジ絡みたくねぇもん。

契約社員のもっちーには苦労かけました。

人の優しさに触れました。

あったかいっす。悪くないっす。

てか、いつりさが帰ったかもよくわからんしな。

りさはさ、多分、俺が普通に話してくれるもんだと

思ってたんだろうな。

普通に話しかけてきたもん。

でも、ホントイヤだった。

絶対話したくなかった。

その場にいるのがホントに辛かった。

あやまらねぇよ?今回ばっかりは。

なんでだろ。

なんでこんなに嫌いなんだろ。

人って変わってくものですね。

もう二度と一緒に仕事もしたくありません。

家帰って、ご飯食べたらすーごい眠くて。

精神的に疲れたんだろうな。

少しウトウトしてた。

こんなの久しぶり。

1時間くらい寝てたかな。

起きたら11時。

さえこに電話してみた。

出ねぇし。

何もする気、起きず。

ボーっとしてたらしのから電話。

とりあえずしのの家に行って、

ちょこっと話して。

タロットしてもらって。

だからってわけじゃないけど…

明日、さえこのバンドのライブ見にいって、

そのあとで、告白しようと思います。

元々ね、多くを望んでるわけじゃないんだ。

付き合ってくださいってよりは、

お友達から始めましょう的な?そういうもの。

さえこのことは好きだけど、

なんで好きなのかとか、

なんで付き合いたいのかとか、

よくわかんねぇもん。

本気なのは確かだけど。

ただ、さえこのことをもっとよく知りたいし、

さえこに俺のこと、もっと知ってもらいたい。

今はまだ、多分、それだけなんだよな。

だから、時間あるときに、

遊ぼうよ、みたいな。

そういうこと、言ってこようと思う。

正直に素直に、恥ずかしがらずに。

もうさえこは俺の気持ち知ってるんだから。

臆することもないでしょ。

気を楽に持って、

ラフにね。

うん、緊張してるけど、きっと大丈夫。

明日はいつもより1時間早く起きよう。

今日さえこに電話したのは、

ライブに行きたいからで。

今日伝えられなかったから、

明日スタジオで言おう。

怖くない、怖くない怖くない。

友達のライブに行くんだから。

ね?

あー、もう自己暗示始まってる。

変わってねぇなー、俺。
朝からずっと胸騒ぎが消えなかった。

お昼を食べても、

バイトしてても、

接客中も、

休憩中も。

胸がザワザワして、苦しくて、

息があがって、目がしょぼしょぼして。

昨日スタジオ行くとき、

もしかしてさえこがいるかもって

思ってるのに、

全然平気な自分がいた。

予感ってやつ?

それは的中。

やっぱり昨日は来なかった。

今日の胸騒ぎ。

ずっと消えなくて、なんだか気になって、

さえこのバンドのHPを覗いたら、

今日、練習って書いてある…。

あ、今日、会える…。

胸騒ぎの正体。

告…白…?

覚悟はとっく。

勇気もある。

あ、今日告白すんの?

あー、そうかぁ…って思ってたら、

また気持ち悪くなってきた。

緊張してんの。

わけわかんない。

頭が真っ白。ふわっとしてきて、

世界がふたつに分かれる感覚?

でも、今日練習が何時からかわからなくて。

焦った。

しのに電話して、連絡とってもらって、

時間次第じゃバイトの早退も考えた。

でも、練習は俺が行く時間にピタリ一致。

早退なら明日1時間早く行くところだった。

危ない。

バイトを終えて、

急ぎ足でスタジオへ。

しのがいなくなって、

スッキリしたスタジオはどこか寂しい。

タバコを吸いながら

時間をやり過ごしていると、

さえこのバンドのメンバー二人登場。

この二人とはホント気まずい。

別に俺は構わないけど、

近づくなってオーラをビシビシ感じる。

少ししたら、仲良しのバンドのメンバーが

スタジオから出てきて、休憩し始めた。

話しやすい3人組。緊張も解ける。

しばらくしてさえこ。

とりあえず挨拶。

普通。

さえこはメンバーと少し話して、

それから一人離れて一人でスタジオに置いてある

チラシ、見てた。

なんだろう、足が自然に動く。

歩き出したら、緊張なんて関係ないもんね。

「さえこちゃんよ、」

なんつー話しかけ方。

てんぱってんじゃん、完全に。

でもそれでいい。それも俺らしいし(笑)。

「この前の、用事ってやつさ、
 また、今度でいいや」

………

………

実はね、

しのと連絡とって、時間調べてもらったとき、

さえこのバンドのメンバーと話したんだって。

さえこ、受験とバンドとで

悩んでて…って書くと誤解されそうだな…。

んーとな、

受験するので、バンドを続ける自信みたいのがなくて、

バンドを休みたいみたいなことを言ってて、

でも、さえこのバンドのメンバー二人は

ライブ活動とか続けたくて。

それで揉めてるんだって。

さえこも普通じゃない精神状態で。

本気で目指したいこと、

大事な友達、とかそういうもの…?

そこに、俺の告白なんてあったら、

もっとパニックしちゃうでしょ?

…だから…今回は保留にしました。

言う機会も、勇気も持ってました。

話しかけて、いつでも言える状態でした。

でも、あえて。

言わなかった。

さえこに全力で夢、追ってほしいもん。

頑張ってほしいもん。

だからね、今はね、

見守るよ。

俺が今ここで我慢することで、

さえこの負担が少しでも減るのなら。

俺、目標に向けて頑張ってるさえこも好きだから。

できるけど、しない。

こんなに好きだから。

さえこのこと、一番に考えちゃうからさ、

この頭は(笑)。

でもね、ただじゃ済まさないのよ、俺は(微笑)。

「今度、どこか行こうよ…
 余裕が、あったらでいいからさ」

一時期は何にもできなかったもん。

それをやっとここまで…。

持ち上げてきたんだからさ、

これくらい…してもいいでしょ?

この言葉にさえこは…

「余裕…あったら。
 多分ないと思うけど。」

って加えてきた。

遠まわしに断られてんの?これ(笑)。

余裕あったら本気で誘うぞ、マジで。

「週6で予備校で、バイトもやってるから」

すげぇな。

マジ、かっこいい。

惚れるよ(笑)。

ホントに頑張ってほしい。

受からなかったら…ひどいぞ?(笑)

こんなに本気なの、ホント初めてだもんよ。

会話はそれしかなかったけど、

たったそれだけで

惚れ直した。

それだけでも意味がある。

本気で待っちゃうぞ?

待つのだけは得意だかんね、にーちゃん。

………

………

すげぇもん見つけた。

何よりも大事な気持ち。

さえこっていう存在。

やっぱり、俺、さえこじゃなきゃヤダ。

別に恋愛なんてする気ないし、

彼女なんていらないし。

さえこが好きで、さえこと付き合いたいから

頑張ってるだけで。

マジで1年くらい待つよ?

その間、ちょくちょく誘ったりもするだろうけどね。

いつかいつか。

忙しくて、失敗できないのは俺も一緒だし。

今は…

週2回くらいのメールで、

電話は気が向いたときで、

会うのも時間が合う時だけで。

そんなペースで付き合える女の子と付き合いたい。

さえこはそれができる子なんだよね。

聞いた話だけど。

今日会えたこと。

話したこと。

感じたこと。

絶対忘れないと思う。

はずせないだろ?

こんな恋、多分一生できない。

自信持って言える。

さえこが…

最後でいい。

もしダメなら、きっと俺、

もう多分まともに恋愛しないから。

だから…はずせない。

覚悟しといてね(微笑)。

負けねぇぞー。

明日、マジでバイト行きたくない。

でも今日さえこに2週間ぶりくらいに会って、

すげぇもん見つけたから。

多分、気にならない。

まー、絶対話したくないけどね、あいつとは。

なぜか気分いいや。

会うだけでこんなに安心できるんだもん。

あれだけ緊張するのに、

会ったら収まってるんです。

頭ん中は真っ白だけどね(苦笑)。

ドキドキもね、安心もね、同時に与えてくれる。

マジでそんな人、出会ったことない。

ただそんなことで明日も生きていける。

悪くねぇかもな。

絶対成功させてみせるから。

見てろ〜?

ゴメンね。

2004年4月15日 さえこ
新曲、作ってました。

この曲のこと、ずっと考えてました。

さえこのことが頭から離れないまま。

仕事中も移動中も誰といても、何を話してても。

新曲、作ってました。

自分の気持ちをリアルに綴ろうとか

まったく考えてなかった。

さえこのことしか頭になかった。

歌詞、載せます。

『ゴメンね。』

傷つけたらゴメンね。
言葉も選べないくらい頭がいっぱいだ
悩ませたらゴメンね。
僕だって困らせたいわけじゃない

自分がされたら気持ち悪いから
君への想いを素直に綴ったこの歌は
君の前じゃ歌えない 歌えない

泣かせてたらゴメンね。
コントロールできないくらい強く脆い想い
怒らせたらゴメンね。
僕だって恋が好きなわけじゃない

こんなに弱くてゴメンね。
焦ってる自分が見えるうちに言うよ
好きになってゴメンね。でも、
困らせるために好きになったわけじゃない

このまま うやむやなまま
そのまま終わらせたくない
だから会いに行くよ 必ず
言わないと僕が壊れてしまいそう

---------------------------------------------------------
まだ途中。

こんなにゴメンね、ゴメンね、って言うの、

大嫌い。

今の自分大嫌い。

今日も会えず。

煮え切らない想い。

歯がゆくてイライラする。

逃げられてる、避けられてるってわかる。

でも、俺がこういう態度なら、

きっとさえこだってそう返してくるんだ。

だから、毅然とした態度でいよって思う。

それでもやっぱりでっかい不安は拭いきれなくて。

うーん、

でもやっぱり好きだ。

誤魔化しようがない。



ミスチルのアルバムを聞いた。

強い気持ちに満ちた12曲。

やっぱり…ダメージ喰らった。

今の俺には痛い。

さえこに素直に自分の気持ち言えたら、

少しは変わる気がするんだけどな。

このまま告白して大丈夫か?

気持ちを強く強く持とう。

大丈夫。

俺にはこんなに強い気持ちがあるじゃん。

不安になることなんてない。

今日ね、この前のあいのりスペシャルのビデオ見たんだ。

別にどうでもよかったんだけど、

今日は珍しく一人だったから

たまにはいいかなって感じで見てた。

でもね、痛い。

人って痛いって思った。

強い…とか

弱い…とか…

なんか俺にしてみたら結構どうでもよくて。

でも出てる人みんな

俺ができないことを結構平気でやってんだ。

なさけねぇって思った。

ゆーみんって子がいたんだけど、

玉砕するってわかってて告白して、

自分しっかり出して言いたいこと言って。

その上無理だと思ってたのに、

結果成功してんだぜ?

すげぇよ。マジで。

俺もこうしちゃいれんって思った。

久々にテレビ見て、

なんか知らんけど、得たものは…

告白する勇気でした(爆)。

合コン?

2004年4月14日 さえこ
昨日の夜、

この日記を書いてから

さえこに電話しました。

2度目の着信で出てくれたんだよね。

まさか出てくれると思わなかったから、

ちょっと慌てちゃった(苦笑)。

用事があるから、

時間を作ってほしいって言ったけど、

忙しいから無理みたいな事を言われて、

5分でも10分でもいいんだけどって言ったら、

近々スタジオ行く予定なんで、そこでなら。

それでいいですか?って言われた。

うーん、ちょっと呆れられちゃったかな?

なんかそのハッキリしない予定に、

釈然としなくて、

ちょっと考えてたら、

お、おやすみなさーいみたいな感じで

…逃げられちゃった。

前は…

告白してくるならしてきてくれればいいのに。

そしたらなんとでもできるみたいなことを言ってたのに、

どうして逃げるんだろう。

めんどくさい…のかなぁ。

それとも…怖い?俺が…。

さえこは前、

こんなに引かない人は初めてみたいなことを言ってた。

戸惑ってるのかな。

確かに…動揺してたってのも取れる…けど、

あーもうこの人とは会話できませーん!みたいな

雰囲気とも取れるしなぁ…。

畜生…読めねぇ…。

…まぁとりあえず、

次会えたら…告白します。

さえこ、これから忙しくなるだろうし、

それはわかってるけど、

俺は俺で自分の気持ちを抑える自身もないし。

早めに言って、

俺的にも区切りをつけておかないと、

もっとさえこを困らせる…。

ホントはもっと…ゆっくり行きたかった。

弱くてゴメンね。

さえこが苦しいのが俺は一番イヤだけど、

俺も苦しいままでいたら、

いつ何をするかわかんない。

だから、自分のためにもさえこのためにも。

告白しようって思ったんだ。

ホントにさえこが好きだからさ。

お互いにいい形で落ち着くように…。

俺は頑張らなくちゃ。

頑張りたいから頑張る。

使命感みたいなものはないよ。

…正直、彼氏彼女とか関係なしに、

普通に会いたい(笑)。

会いたいっすよ。

---------------------------------------------------------
そのあとやすかとしのと遊んで、

家かえって寝て、バイトして、

そのあと前々からしのから話があった

飲み会に行ってきました。

かわちゃんとあつしに彼女を作ってやろうって話で

企画が持ち上がったんだけど、

なぜか半ば強制的に俺も行くことになって…

言わば合コンじゃないすかー。

マジ興味ないんだけど…。

…でもかわちゃんの為なら…。

しのとかわちゃんとあつしと4人で

居酒屋に言ったら、

女の子勢も揃ってて。

2時間くらいみんなで盛り上がってたんだ。

かわちゃんもあつしもシャイだから、

俺がいっぱい話題振ってるのに、

拾ってくれないし…。

さきちゃんとしょうこちゃんだったかな。

二人と特に話したんだけど、

二人とも一般的に見て結構かわいくて、多分。

俺はちょっと…いや…かなり…

興味沸かなくて。

ごめんなさい。

マジ場違い…。

それなのに一番話しちゃって。

あー、もうわけわかんねぇ。

だってさ、別の女の子と親しげに話してるのに、

ずっとさえこのこと考えてんだよ?

最低だよな。

最悪だよな。

………

さえこに会いたい。

それしかなかった。

楽しかったよ。うん、すごく楽しかった。

でも…何も心動かなくて。

それはそれで誇らしいけど、

向こうはある程度そういうつもりで

来てるしさ。

わかんねぇけど。

複雑な心境。

どうしようもねぇ。

第2回もありそう…。

どうしよう…行くのか…?また…。
ひとりぼっちって

………書いてみたかっただけ。

ふられてもいねぇのにな。

なんなんだろ、この状況。

言ってしまいたい…。

昨日は打ち上げだなんだで連絡できなかったから、

また…今日かけてみようかな。

うーん、でも怖いなー。

辛いのから逃げてばっかり。

イヤになるわ、こんなん。

少しくらい…強くなったかと思ったらさ、

全然。

むしろ弱くなってやんの。

かっこわる。

さえこに会いたい…。

1日から会ってないもんな。

もうすぐ2週間だよ。

会えないってことは…

さえこが俺に会いたくないってことなのかな。

鏡写し。

会いたくてしょうがないよ。

付き合ってれば…

それほど辛いことじゃないのかもしれないけどさ。

今、この状況…

話さなくちゃわからないことだらけなのに。

ちくしょ。

話したい。

会って話したい。

告白とかそれはもう別にして、

さえこと会って、

話がしたいよ。

辛い。

辛いっす。

だからって諦めようとしても

なんだか諦められないしさ。

諦め方わかんないし。

多分、諦めるつもりなんてないし…。

わかんないことばっかりのまま

このまま終わるのはイヤだよ。

ヤダ。

しっかりしたいけど、

今はちょっと無理。

さえこと話がしたいな………。

小さな願い事。

ひとりぼっちの夜。

ハツハコ。

2004年4月12日 さえこ
初めてのライブハウスでライブでした。

結構好評でさぁ、

CDも結構売れたりしてさぁ。

気持ちよくライブもできたしさ、

打ち上げのお酒もメチャクチャ旨かった。

でもさ、

頭の中、

なんかね、

ずーーっと。

ずーーーっとさえこがいんの。

苦しいの。

切ないの。

告白しそびれ黄昏。

言いたくてしょうがなくてさ、

一昨日昨日の気合の入れ方、

その後の異常な脱力感、気疲れ。

もうね。メンタルやばいんだ。

人と話すの超おっくうだし、

話しかけようとすら思わないし、

街中いてもなんか何にも興味でないし。

さえこのことしか…

頭の中ないし…

それもそれで気持ち悪いって思う。

自分で思う。

それなのに

考えるのをやめられない。

早く、告白してしまいたい。

楽に…なりたいの、かな?

辛い方選ぶって決めたのにな。

どうすんだろ、俺…。

肩透かし。

2004年4月11日 さえこ
ついに決行日だってばよ!

眠りは浅かった。

何度も

いくつも

さえこの夢見た。

今日、答えが出るんだ。

バンド練習を終えて、

さえこを待つ…

待つ………………

…………………が、

来ない。

心臓はバクバクしてるし、

胃は痛い。

…が、

来な、い。

うー…

まー、来れたら来るって言ってたし。

頭の中に流れるメロディーは

一青窈の「今日わずらい」って曲。

『ほったらかしにしないでないで
 ほっぽり出さないで、て
 肩透かしにしないでないで ちゃんと』

ずっと頭の中ループしてた。

5時を過ぎて、来ないこと確定。

完全に肩透かし。

急に食欲出てきた。

ってか半端ない食欲。

食べたら眠くなった。

1時間くらいスタジオで寝た。

起きたらいらいらしてた。

お腹空いてた。

甘いものとしょっぱいもの食べた。

牛乳が恐ろしく美味かった。

夜さえこに電話するも…

出ず。

こんなものなんかなー。

きっと予備校とバイトで忙しかったんだよね。

そう信じたいとかじゃなくて、

さえこは忙しい子だしね。

また近いうちに誘うよ。

もう言わなくちゃ。

俺もそうだけど…

まず…さえこのこと。

ハッキリさせたい。

ハッキリさせてあげたい、の。

こんなに好きになったの、マジで初めて。

大事にしたいけど…

もうそろそろ…限界かもなー。

胸が張り裂けてしまいそうだよ。

罪な子だよなー、さえこってばよ。

声、聞きたい、なぁ。

会いたい、な。

言えなくてもいい…。

会いたい。
昼ごろ起きてさえこに電話。

出なーい。

20分ほど置いて再度電話。

でも出なーい。

今日はもうダメかなーって思って、

駅に向かったけど、

今日の俺はなんか違う。

多分…悪い意味で…。

駅に着いて、再度かける。

悪いクセ。

とりあえず、告るまでは迷惑を顧みるのは

やめよ、と。

この判断、よかったのか悪かったのか。

とりあえず、今日最後にしようと思って

かけた電話。

つながる。呼び出す。

ケータイの画面が

さえこの名前とナンバーから、

通話中の表示に変わる。

あ、出た。

-----------------------------------------------------
明日はしののバイト最終日です。

スタジオ使ってた人、

結構来るんだって。

聞いた話。

もしかしてさえこも来るのかな?…って、

さ。

--------------------------------------------------------
明日来るの?って聞いて、

来れたら来るってのも聞いて、

じゃあ、来れたら用事があるからって言った。

明日。

決行日。

明日、決行日。

決心→電話→決行日。

明日、告白してきます。

そのための障害、いくつ、か。

ちゃんと話しかけられるかなぁ…。

いつもギリギリになって騒いで、

それで失敗繰り返してるし。

それより…ちゃんと言えるのかなぁ。

よく考えたら、きちんと

告白、ってしたことないかも。

あ、ないなー。

中学生以来?

ずいぶん久しぶり。

どんな言葉で伝えればいい?

どうやって切り出したらいい?

こんなこと考えるの、初めてかもしれない。

何も思いつかない。

考えても考えても何も思いつかない。

難しいや。

だってさ、まだしたことねぇもん。

大真面目な告白。

いっつも成り行き任せだったり、ついでだったり。

思えばどうしようもない恋愛事情。

しょうもねぇなぁ。

理屈っぽくなるのはイヤだなー。

ちゃんとさえこの話をよく聞いて、

それを噛み砕いて、

それで自分の気持ちもきちんと伝えなくちゃ。

告白の言葉、

「さえこが好きだ。」

これだけじゃダメ?

どうして言ってなかったんだろう。

言いたい?

言いたい。

言いたいよ。

……多分。

とりあえず一晩考えて、

落ち着いて。

自分でチャンスつぶさないように。

胸ん中閉じ込めてた気持ちを

さえこに渡します。

両手で抱えた花を

そっと手渡すように。

大丈夫、だなんて思わない。

いっつもそうやって

どうしようもない結果、たたき出してきたから。

でも、

負けそうでも、

勝つつもりで行くよ。

ダメで元々なんてやだよ。

俺、本気でさえこと付き合いたいもん。

付き合えるように告白するよ。

負け戦に行くような気持ちじゃ

どのみちダメでしょう?

勝つつもりで行って来ます。

うす。

もしもダメでも

次につながるように。

どうにか上手い方向に行けばいい。

できれば

さえこの彼氏に…

なりたいね。
決心したものの、

ちょっと状況を落ち着かせるため、に

今は引く。

でも、歯がゆい、ね。

一青窈のアルバムのね、

CDを取ったその場所に

『たったいっかいきりだから
 あたしの人生
 あなたにおもわれるためなら
 いっそ一想に
 死んでしまおうかな
 なんて、ね。

 ただ
 それくらい
 強い願いが
 あるの
 
 せめて100年でいいから
 一緒に、 生きようよ』

って書いてあって、

うん、そうだなって思う。

思った。

さえこに思われるためなら…

って思うよ。

それくらい強い願い、

強い思いがある。

わずらわしいことばかりだけれど、

人と接することすら

うっとおしくなってしまうけど、

ちょっと前…や、

りさと付き合ってる時と比べれば

全然充実、してる。

うん。

気分は悪くない。

人を好きになるって結構素敵だなって

思った。

今までずっとうざったくてしょうがなかったのに。

悔しいな、

こんな気持ち知らなかったなんて。

俺、絶対はずせない。

人を好きになる素晴らしさ、

教えてもらったから…。

うっとおしい。

うっとおしいよ。

めんどくさい。

めんどくさい。

でも、でも…

素敵だ。

さえこのこと、すげぇ好きだ。

すんげぇ好きだ。

はずさない。

絶対はずさない。

でも

気負わない。

気負わない。

自己暗示…もうやめよう。

ただ今は

自分の気持ちを信じよう。

きっと…

大丈夫だよね。

決めました。

2004年4月8日 さえこ
昨日のことがあって、

色々考えました。

ていうかね、

ハッキリさせてない方がおかしいんだ。

どうして言ってないんだろう。

正直に素直になってないんだろう。

うん、

決めました。

さえこに、

告白しようかな、と。

俺が思ってること、

考えてること、

正直に話そう。

なんで好き?とか、

どれだけ好き?とか

どうでもいいじゃん。

俺、もっとさえこのことを知りたい、の。

もっとさえこと話がしたい、んだ。

この恋が終わったら、

もう恋愛なんてする気もない。

だって、ね、気づいちゃった。

ホントの恋愛感情を知ったら、

俺、恋愛なんて大嫌いだってことに、さ。

ホントの意味でのさいごの砦。

俺の気持ち、重いなぁーって思うよ。

うん、自分でもそう、思う、よ。

自分だったら、こういう気持ちが

自分に向いてたら、きっと拒絶する。

自分の中に芽生えると思わなかった。

知らなかった。

こんな気持ちがあるなんて。

少し傷つきやすく、なれた。

無理に、無駄に前向きにならなくってもいいんだよね。

昨日日記を書いたあとにしのんちに言って、

少し話して、

また、タロット占い、してもらった。

勇気がない現状、とか。

何かに挑戦しようとしてる自分自身、とか。

寄らば斬る!と言わんばかりのさえこの現状、とか。

この現状の原因が情熱的な恋愛であること、とか。

焦ったり、人の話を聞かなかったりすることに

気をつけなきゃいけないよ、ってこと、とか。

迷惑をかけることも承知してなきゃいけないよ、とか。

色々出た。

全部ビンゴ。

パーフェクトに当たってる。怖いくらいに。

想いの成せる業?なんて、ね。

最終結果としては…

ね…



大転身。トラブルが解消される。

オフィスラブのチャンス(笑)とか。

占いの結果としては、いい方向に転がる、

って出た。

ただ、こうするためには、

俺が自分自身の力だけで全てをこなさなくちゃ

いけないんだって、さ。

誘い出したりしなくちゃいけないんだろうな。

次ぎ会ったら…とかじゃいけないんだろう、な。

急に恋愛の話をするのもよくないんだって、さ。

会話の中で流れの中で自分の

気持ちを言えるような…そんな空気も

作らなくちゃいけないんだろう…な。

難しい、ね。

難しいや。

でも、唯一無二のこの気持ち。

他の誰でも、もうこんな気持ち、

味わえないと思う。

行かなくちゃ。

そして、

勝たなくちゃ。

まだ、明確にいつ

とか決めてないけど、

そろそろ真剣に考えなくちゃ。

今は、昨日のことがあるから、

少し引きたい気分。

だから、すぐ!ってわけじゃないけど、

でも、

告白するってことだけは決めました。

現状に満足なんてしてられない。

俺はきっと、さえこと会うために

今まで恋愛してきたんだと

そう思うから。

ちょっと待ってろよ。

ライブデー。

2004年4月7日 さえこ
今日はライブでした。

珍しく打ち上げもせずに帰ってきました。

すーごい気持ちを込めて

歌ってきて、

もう何も残ってない感じ。

圧倒的な虚脱感。

今日はゆっくり休みたいや。

まぁ、色々凹むことがあってさ。

帰り道にさえこに電話したんだけど

出なくて…。

家についてもう一回電話してみたけど出なくて…

今日はしょうがないなーってご飯食べて

ボーっとしてたんだけど、

どうしても話がしたくて

もう1回かけちゃった。

…出なかったんだけどね。

また…繰り返し始めてるのかな。

ダメな奴。

多分ね、

二人の関係が修復不可能になっても

それでも諦められないんだと思う。

辛いよ?苦しいよ?

でもね、

それ以上にさえこが愛しくてしょうがないんだよ。

自分でもさ、おかしいと思う。

でもね、それでも…好きだ。

さえこが好きでしょうがないよ。

…あー

恋愛なんて嫌い。

恋なんてしたくないよぉ…。

この世にさ、恋愛なんてなければ

さえこと仲良くできてるかもしれないのに。

どうして俺はさえこを好きになったんだろう…。

全然わかんねぇ。

でも…こういうの、

理屈じゃないよね。

好きなものは好きなんだから。

それは受け止めてやらないと。

なんか考えるのはヤメた。

自分がしたいようにしてくよ。

多分もうこんな気持ちには出会えない。

俺の曲が今

すごく輝いてるのは

全部さえこのおかげなんだよな。

さえこのおかげで魂込めることも

実感できたし。

なんつーか…感謝してんだけどなぁ…。

それを伝えることすらできなくて。

前の彼女の愚痴はこぼすわ…

上手くいかなくて拗ねるわ…

あー、かっこわりぃ。

きっと疲れてんだな。

今日はゆっくり休もうか。

ここに来て…

2004年4月6日 さえこ
今日はバイトで、

なんつーか…普通に仕事してたんだけど…。

シフト見たら…

うーん…

4月17日、どうやら…

うーん…

りさと一緒に仕事らしいです。

えっとね、

素で会いたくないです。

イヤです。

会いたくないんです。

なんでこんなにイヤなんだろ。

わかんないけど、ホントにイヤなんだよ。

昨日やすかと一緒にいて、

やすかに対しての恋愛抜きにした

好きってやつと、

りさに対して感じてた好きっていう感情、

すごく似てた。

あ、そういうことなんだって思った。

なんであんなにイライラしてたのか、

しっくりこなかったのか。

俺、最低…。

ホント最低だと思う…。

そんなに…好きじゃなかったみたい。

いや、好きだったよ、大好きだった。

でも…

恋人としてじゃなかったんだなぁ…。

あー…最っ低。

きっかけは何だっていいと思うけど。

好きになろうとか、

好きでいようとかいっぱいしたよ。

もうこれ以上りさのこと

悪く言いたくなかったけど…

必死さが足りなかったよ。

ずっと言ってたじゃん、俺。

別に俺のことどう思っててもいいけど、

もっと必死にならないと、

離れていくよ、ってずっと言ってたじゃん。

最後まで気づかなかったね。

さえこのことを好きになったから、

りさと別れたんじゃない。

きっかけは確かにさえこだったかもしれない。

でも、さえこがもしいなくても、

きっと耐えられなかった。

自分はこうしてほしいって言うくせに、

俺の話はいつもほとんど聞かないし、

俺がこうしてほしいってことは何もしてくれないし。

少しはしてたかもしれないし、

してたって君は言うかもね。

でも、全然足りないよ。

俺が高望みとか、理想掲げてるとかそういうレベルじゃない。

だらしなさすぎる。

ずっと我慢してたんだよ。

何度も言った。

なのに何も聞かないから何も解決しなかった。

いまさら気づいてるでしょ?

バカだなぁ、何度繰り返すの?

いい加減気づけよ、もう。

会ったら言っちゃいそうだったから、

ここに書いてもうおしまい。

スッキリしねぇけど、

直接言ってゴチャゴチャにしたくねぇ。

めんどくせぇし。

ずっと避けてきてたのになぁ。

ホントにね、

会ったところで何も感じないだろうし、

挨拶だってするかどうか危ういよ。

それくらい会いたくないの。

もう君にかかわりたくないの。

あー、めんどくせぇ。

でももういいや。

りさのことはもうこれでホントおしまい。

嫌いじゃなかったのにな。

今は…もう…

---------------------------------------------------------
明日は

ライブ。

さえこも誘おうと思って

電話したけど、

出なかったから

メールで誘っておいた。

来たら来たでちょっと危ないけど、

そんなことより

会いたい。

接したい。

一度どん底まで落ちたから、

あとはあがるだけ。

俺は今しか見てない。

昔のことは外には出さないよ。

ここに閉じ込めて、

今のさえこだけ見てる。

すげぇ、気持ちが充実してんだ。

状況は決してよくないけど、

心地いいよ。

だってよ、これがホントに恋心なんだからさ。

こんな気持ち、りさや、今まで好きになった子に

感じたことないんだよ。

勘違いや、早とちりって言葉で

片付けるにはあまりにひどいことなんだけど、

ホントそうなんだ。

ごめんなさい。

知らなかっただけなんだよ。

って言い訳だけど、

さ。

でもちゃんと知ったから、

これからさえこには

正しいって言い方も変だけど、

確かなものを伝えていける。

月天心

2004年4月5日 さえこ
今ね、すっごく一青窈にはまってるんだ。

なんつーか、泣いてるね、部屋で一人で。

一青窈はね、自分の体験したことしか

歌詞にしないから、

あー、わかる!共感っ!ってのはないんだけど、

一青窈の人生が結構ヘヴィだから、

喉の辺りにグーッと来て、

痛くて、涙が出ちゃう感じ。

魂こもってるから、泣けちゃうんだよなぁ。

すっごく好きなのが「あこるでぃおん」。

ものすごく好きなのは「月天心」。

「もらい泣き」ももちろん好きだし、

「心変わり」も胸にぎゅっと来る。

でもやっぱり一番は「あこるでぃおん」。

「大家」のカップリングに入ってる

ロングバージョンもいいですよ。
---------------------------------------------------------

それでも考える。

ずっとさえこのこと考えてる。

どんどん曲ができる。

今日は何もしなかった。

さえこに対して。

怖いとか、そんなんじゃない。

ただ単に今日はそんな気分じゃなかっただけ。

やすかとちょっと遊んだくらいだね。

そんで、ビール飲みながら日記書いてるわけ。

やすかと俺、いっつも状況が似てる。

俺がどん底だったころ、

やすかもどん底だったし、

俺がちょっと調子よくなってきたら、

やすかの方も調子取り戻してた。

ちょっとつながってるのかな。

なんとなくだけど。

これからね、やすかはすごくよくなる予定なんだってさ。

俺も連れてってくれるってよ(笑)。

うん、お互い頑張ろうぜ。

頑張るって言葉はあんまり好きじゃないけどな。

それにしても…

出口、見えないなぁ。

全部なかったことにしたいんかな、さえこは。

昨日の「わかんない」から

俺はなんとなくそう感じちゃったんだけど…。

電話に出てくれるのもそういうことなんかな。

何もありませんでしたってことなのかな。

いやいや、そんなマイナスなこっちゃダメだわさ。

きっと上手くいくさ。

こんなに大きな気持ちが届かないことないさ。

なんかね、失敗するって感覚はなぜかほとんどないんだ。

いつか絶対上手くいくって

どこかで本気で信じてる。

こんなことも珍しい。

さすが初恋(笑)。

なんてな。

遊ぼうぜ。

2004年4月4日 さえこ
昨日電話出なかったけど…

さえこが春休み中で、

俺が休みの日って、今日しかなかったから、

今日また電話しました。

さえこが昨日寝てたと仮定すると、

今日予備校である可能性が極めて高く、

予備校ということは、

おそらく専門学校と同じ時間で進むことが

考えられることから、

12時半から13時半の間に電話すれば、

多分大丈夫だろうと考えて、

12時45分くらいにさえこに電話しました。

ビンゴでしたね。

ちゃんと考えればタイミング合うんだ。

いつもきちんと考えればいいのにね。

で、

電話の内容が…

「さえこ、今日暇?」

「予備校ですよ。」

「予備校何時まで?」

「4時までですよ。」

「その後は?暇?」

「あー、今日はバイトですー。」

「そっかー、いや、暇だったら遊ぼうぜーなんて思ってさ。」

結構すごいこと言ってたと思う。

ていうか、俺、付き合う前に自分から誘うことなんて

今までなかったからさ、

どうしていいかわかんなくて。

電話前に色々考えて、でも思いつかなくて、

でも、電話して、会話してみたら

意外と言えるもんだね。

自分でもビックリした。

「4月1日にさ、対バンしたじゃん?
 なんか微妙な空気流れててたじゃん。」

「え?うちのバンドとみらいさんのバンドがですか?」

「違うよー、俺とさえこだってば」

「え?私全然そんなことないですよー」

「いや、色々あったじゃん。
 俺、こういうのイヤだからさ」

「え?わかんないですー」

ちょっと上手く誤魔化された感じ。

わかんなくはないだろー?

うーん。ここでね、

好きだって言おうとしたんだけど…

なんか言えなかった…。

あれー?なんかおかしいなぁ…。

言うの、怖いんだよ。なんだか。

今までだったら結構普通に言えたのに。

これが恋ってやつですかー。

「暇な日とかないのー?」

「新学期始まったら………
 予備校あるし、ない日はバイトあるし…
 私結構忙しい人なんですよー」

新学期始まったら…のあとがちょっと

間があったのが気になる。

ちょっと考えてくれたのかな?

「知ってる知ってる、
 ま、別にいいや、時間あるときなー」

「あ、じゃあ…またスタジオで」

スタジオで…ね。

まぁ…会いたくないってことはないんだろうな。

ちょっと複雑な気分。

もっとさえこと話したいよ。

このまま微妙に気まずい空気も絶対イヤだし。

ちょっと、攻めてみようと思います。

会って、もっと

会ってもっと。

話をして、一緒に行動して、

もっと俺のこと知ってもらって、

それから…でしょ?

追い風、吹いてる?

うーん、よくわかんないけど…。

とりあえずここまで回復した状況で、

はずせない。

俺、…

なんかここで宣言しちゃいますけど…

本気でさえこのこと、好きだぜ?

…チョーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

恥ずかしいんだけど(笑)。

はずせません。

はい。

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